学術団体としての意義

国内で行われている気管支鏡の把握。合併症・偶発症統計。新規医療技術導入へのサポート。
研究環境の整備(多施設研究が可能に)と新たなエビデンスの創出。

社会への貢献

安全で高精度な気管支鏡検査・処置のためのデータ。デバイスラグを減らすための情報提供。新規保険申請および保険改訂申請のためのエビデンス。

専門医制度への対応

専門医研修の内容および質を担保する。専門医申請および更新に係る業務低減。認定施設および関連認定施設の申請・更新に係る業務低減。アンケート調査に係る業務低減。


学術団体としての意義

日本呼吸器内視鏡学会の目的には、国民が高度で安心して受けられる呼吸器内視鏡医療を実現するため、気管支鏡及び縦隔鏡、胸腔鏡等を使用して行う診療の知識と技術の向上、呼吸器内視鏡の進歩と普及、調査研究、普及啓発、連絡、提携および促進・振興を図る事業を行い、よって、その進歩と発展を通して公共の福祉に貢献することを目的とするとあります。

本学会が目的を達成し、学術団体としてプレゼンスを示すためには、国内で行われている気管支鏡検査・処置を把握する必要があります。
これには、合併症や偶発症に対して、学会として迅速に対応する目的もあります。

また、調査研究環境の整備(多施設研究が可能に)と新たなエビデンスの創出も学会の大きな役割です。

社会への貢献

国民が高度で安心して受けられる呼吸器内視鏡医療を実現するためには、気管支鏡検査・処置に関するデータ収集が不可欠です。

内視鏡は進歩のスピードが早い領域です。新規医療技術の安全な普及を学会としてサポートするためにも、前向きにデータを収集することが重要なのです。
レジストリーデータを用いることで、新規医療技術の許認可部門に対して、デバイスラグを減らすための情報提供を行うことができます。

保険診療において、国民が適切な保険診療を受けるためには、実際に行われている医療の実情に合った、保険承認申請および保険改訂申請が必要です。
学会としてこれらの申請を行うためのエビデンスを得ることができます。

専門医制度への対応

国民に高度で安心な気管支鏡診断・治療を提供するために、日本呼吸器内視鏡学会では気管支鏡専門医制度を設けています。
専門医研修の内容および質を担保するために、症例の前向き登録システムが必要であると考えています。

レジストリーシステムを利用することで、これまで書面で行っていた専門医申請および更新に係る、医師の業務低減が期待されます。

レジストリーシステムを利用することで、これまで書面で行っていた認定施設および関連認定施設の申請・更新に係る医師の業務低減が期待されます。

定期的に行っていた気管支鏡に関するアンケート調査に係る医師の業務の低減が期待されます。